映画レビュー

『コンカッション』NFLにまつわる実話です。ウィルスミスが静かにうったえてきます。

『コンカッション』

明らかに危険なスポーツであるアメリカンフットボールの世界を描いています。

巨大な利権に圧倒される主人公達。

一度は片隅に追いやられ敗北を喫します。

ピッツバーグという当時から斜陽な都市が舞台なだけに、アメリカ国籍を持たないナイジェリア人の主張は闇に葬られるところでした。

しかし、現実という真実からは逃れられません。

何を優先するのか?

真実と事実の違い!

役者さんたちも素晴らしい。

淡々と進む映像に真実の重みを感じます。

解剖医の仕事のタフさも必見です。

周囲の支援がないと、巨大な組織には勝てない現実を知らされます。

内容は異なりますが、日本のアメフト問題がうやむやにならないことを願っています。

かなりオススメの映画です。

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