映画レビュー

Primeビデオ『はやぶさ/HAYABUSA 』失敗ではなく成果なんだby糸川博士

はやぶさ2が竜宮で活動中


数々のドラマ(トラブル)があったはやぶさ君。
その結果不思議な注目を集め、日本中を感動に包みました。

今回幸いなことに はやぶさ2は順調にミッションをこなしているようです。
そのせいかどうかあまりニュースにもなりません。
まるでアポロ13号の時みたいです。

しかし当然の成功はありえません。

初の試み、ミッションがてんこ盛りなはずです。

私は はやぶさ2の状況を知りたいのですが、ほとんど報道されません。
残念ですね。

そんな気分にのときに、『はやぶさ/HAYABUSA 』を観てみました。
以前に『はやぶさ 遙かなる帰還』は観ていました。
とても面白い映画でオススメです。

『はやぶさ/HAYABUSA 』、『はやぶさ 遙かなる帰還』どちらも同じ事実・ストーリーなのに切り口が違っていて引き込まれて観ていました。

どちらの映画にも登場しますが、神頼みのシーンが私的には嬉しかったです。

やるだけやって後は天に任す・・・・・・

日本的で美しくもあります。

神様も特に見返りを求めませんし・・・・

実は私は糸川先生の本が大好きでした。
たくさんの著作のある方はどうしても同じ内容が登場することが多いのですが、糸川先生のどの本もとても新鮮でした。

私が厚めの切り刻んで持ち歩くのも、実は糸川先生の真似です。

先生は常にフレッシュな頭脳の持ち主なのでしょうね。

劇中、糸川先生の話として、失敗ではなく成果なんだという表現がありました。

はやぶさのトラブルが成果として今回のミッションに取り込まれているのでしょう。

だから少なくとも同じようなトラブルは起きていないのでは・・・

心強い限りです。

宇宙開発は直接的に利益が見込めず、確かに予算のつけづらい部門ではあると思います。

しかし科学技術にこそ日本の未来があるわけです。

スパコン開発や宇宙開発の予算を削ろうとした民主党政権は何がしたかったのでしょうか?
日本の国力を削ぐ意図にしか思えません。

確かに当時の政権関係者には国籍だけ日本人な人や国籍も怪しい人だらけでした。

政権監視は有権者の義務です。
子供たち、そして日本の未来のために毅然とした投票を行いたいと思います。

今回強く感じたのは、『舟を編む』でもそうでしたが、長いプロジェクトは人生におけるドラマでもあるのだということです。

最後までプロジェクトに関われない人・・・・・
関わり方の変わる人・・・・・・

「使命とは、宿命とは」

そんなことまで考えさせられた映画でした。
オススメです。

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