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レミングスの自殺というディズニーの嘘:不都合な真実アル・ゴアの嘘

衝撃的な事実に混ぜ込まれる嘘

自分が正しいと信じている事柄

それを主張し、賛同を求めるために巧妙に嘘を混ぜ込む人たちがいます。

 

フィクションとして制作し、主義主張を唱えるならば許容範囲でしょう。

仮に慰安婦問題や南京大虐殺をテーマにしたとしても・・・・

 

しかしノンフィクションとして制作し、歴史的真実だと刷り込みを計るならば許されざる行為で有り、看過できません。

 

なぜならば、真実で無いと後に判明したとしてもその事実を知らずあくまでも嘘を信じ続ける一定数の人々を生み出してしまうからです。

レミングの死の行進:1958年にディズニーが制作したドキュメンタリー『白い荒野』

私はつい最近まで、レミングは天敵から主を保存するために集団自殺するという知識を持っていました。

どこで読んだかは忘れましたが、自分たちの個体数を急激に減らすことで結果として天敵の生存を脅かす行為であると認識していました。

なんとディズニーがドキュメンタリー(当然ノンフィクションとして)制作していたのですね。

この映画は知りませんでした。

 

しかしこの映画は作り物です。

事実は違いました。

詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

カルガリーの絶壁ハドソン・ベイから箱いっぱいのレミングを放り投げたのさ、ドラマティックな映像を撮るためだけにね。そして渾身のカメラさばき、絶妙なアングル、編集によって何ダースかのレミングが絶壁へと駆け上がり、その身を海へと放り投げているように見せたんだ。

引用元:“死の行進”で知られるレミング、実は自殺するほど馬鹿ではなかった

 

ノーベル賞を受賞したアル・ゴアの不都合な真実の嘘

イギリスの高等裁判所がゴア元副大統領出演の「不都合な真実」の内容に対し「9カ所の部分で科学的根拠が乏しい」と注意を促す判決を出し、波紋を呼んでいる。映画「不都合な真実」といえばゴア氏がノーベル平和賞を受賞するきっかけを作り、各国の環境政策に多大な影響を与えた作品だ。

引用元:「不都合な真実」9つのウソ

 

現在は検証が進み35の虚偽の問題点が指摘されています。

 

この地球温暖化問題は人類にとって重要なテーマです。

ならばこそ正確なデータ・論理をもって主張していただきたかったです。

 

地球環境の変化が温度の急激な変動をもたらしているとします。

しかし、その変化の原因と結果を誤ると取り返しがつかない事態になる恐れがあります。

 

温暖化を防ぐために氷河期がおとずれたらどうするのでしょうか?

 

今は地球の歴史からいえば間氷期です。

 

当然次に来るのは氷河期なはずです。

しかし人為的かつ安易に地球低温化を計ってしまったら制御不能・生命維持が困難な氷河期を迎えてしまうかもしれません。

センセーショナルな警告はかえって害になるとさえ思います。

ましてや意図的か否かにかかわらず不正確なデータを使用しているのならばなおさらです。

 

大切なテーマなだけに残念です。

 

みつばちと地球とわたしに思うこと

蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん、CCD)

カナダの養蜂協議会(Canadian Honey Council)によればCCDが発生したコロニーでは共通して以下のような兆候が最終的なコロニー崩壊の前に発生している[3]。

幼虫を維持するだけの若い成蜂(働き蜂)がコロニーから不足または完全にいなくなるものの、コロニーの周囲には死んだ蜂がほとんど見られない。
コロニーに巣房蓋のある巣房が残っている。これは羽化前の蛹が存在することを意味する。ミツバチは通常、蛹が全て羽化して巣房を出るまで巣を放棄しない。
蜂蜜や花粉といった食料は備蓄されたままである。そのため、これらがごく短時間のうちに他の蜂に奪われることはない(盗蜂は容易に起きない)。また食料が備蓄されていれば、蜂の巣を襲う天敵(蜂にとっては害虫)例えば、ハチノスツヅリガやケシキスイからの攻撃も巣に籠もることで防御できるため、敵による攻撃も考えにくい。
コロニーの構成員は、砂糖水や蛋白質などの餌をあまり食べようとしない。
女王蜂は生存する(失踪しない)

出典Wikipedia

「みつばちと地球とわたし」岩崎靖子監督:たくさんのキーワードを受け取りました

この映画を観てから思うことがあります。

みつばちにとって養蜂が耐えられる環境なのかどうかと

 

地域環境の悪化は理解できます。

農薬などの環境破壊も申告なのも判ります。

 

しかし、効率化を重視した過度の養蜂はみつばちにとってストレスではないかとも思うのです。

 

蜜を大量のライバルと争いながら集めることになっていないのか?

蜂の大群の中で暮らすことが正しいのか?

単独ならばともかく一斉に巣を放棄するのが本当にの環境破壊物質のせいだけなのか?

 

地球環境を護り生命体が共存していくことに異存はありません。

 

実はしかし、そこが問題なのです

 

誰もが賛同できること・反対できないことにミスリードが隠されていたら・・・

私は、このテーマに強く共感しています。

だからこそ重要で有意義なテーマを、丁寧な論理を構築していただきたいと思います。

 

早まった、あるいは結論ありきで作ってしまった映像が出てこないことを望んでいます。

 

映像は事実です。

 

でもみつばちの気持ちまでは映しだしてはいないはずです。

 

 

まずはどこへ消えたのか?

 

そこから調べ上げる必要があると思います。

 

この「みつばちと地球とわたし」は公平な観点で作られています。

ドキュメンタリーとはこうあるべきだと思います。

 

なのであえて嘘を混ぜ込んだ作品と並べてみました。

 

 

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