リチャード・バックの宗教観に共鳴しました
◆カモメのジョナサンより具体的な宗教批判。
◆「神」を役割や職業として見立てている。
◆私は宗教団体には興味が無いですが大いなる存在を信じています。
私の宗教観については、本とは無関係なので別の機会に。
既存・新興問わず、宗教のあり方に疑問をお持ちの方にオススメです。
イリュージョン
イリュージョンとは
イリュージョン(フランス語: illusion, 英語: illusionイルージョン)
大いなる存在を認める者の宗教観
一つ不思議、だと思うのはね、イエス・キリストのことなんだけどあの人はさ、人々が救世主と叫び始めたとき、なぜ、やめなかったのかなぁ、やめちまえば良かったんだよ。P.53どうしても言いたいことがある。自由がほしい時は、他人に頼んでじゃいけないんだよ。君が自由だと思えばもう君は自由なんだ。P.56「救世主入門」サブタイトル”三歩先をいく精神を心がけるべきこと” P.68イリュージョンだ。この世の全てはイリュージョンだ、何から何まで光と影が組織されて像を結んでるだけなんだ。P.77いかなる種類や程度のものであっても、困難は君達に何かを与える。君達は、言うなれば、困難さを探しているのである。困難さが与えてくれるものには、価値があることを知っているからである。 P.79ある願望が君の中に生まれる。その時、君はそれを実現させるパワーが同時に在ることに気付かねばならない。しかし、そのパワーの芽は、きっとまだ柔らかい。P.131言葉にして人に話すと詰まらないことかどうか はっきりする。P.133いつも君は白い紙を持っている。それはほとんどの場合、計算のための用紙として使用される。しかし、もし君が望むなら、そこに現実を書き込むことが可能だ。意味のないこと。嘘。何でも書き込むことができる。そして、もちろん、破り捨てるのお自由だ。P.136良心とは尺度である。君が自分のエゴにどれだけ忠実であるかそれを決定する尺度に他ならない。P.143他人を傷つけないなんて 坊さんみたいにみっともない台詞だってことわかった? P.15o君達全てのものに告げる。君達が遭遇する事件は全て君達自らが招き寄せたものである。その事件の発展の方向を決めるのはもちろん君達であって 神ではない。 P.151やりたいことだけをだな、やり続けていくと、類は友を呼ぶの法則に従って俺達から何かを学ぼうと思う人達を引き寄せる。そしてまた俺達もまたその人達から何かを学ばなくてはならない。P.155君達の使命が終了したかどうかを判断する簡単な基準がある。もし、君達が生きていれば 瀕死の重篤でかすかに息がある場合でも生きていればまだ使命は終わっていない。 P.165二つは比例する。君達の知力と、君達が悲劇の存在を認める度合い、毛虫が終末を思う、その形態救世主は蝶と名付けた。 P.187救世主入門書 最後のページこのテキストほど無責任な本はない。この本に書かれてあることを信じないほうがいい。書かれていることは全て逆の意味かも知れないから。P.194リチャード・バックの言葉「人間が本当に愛するものを見つけるのはとても大変なことで、それがすべて、要するに人生の中心だと思うね。一生かかっても、ついにそれが見つからない人も多いと思うんだよ。だけど、ドアが閉まっていても、いつかは絶対に自分の好きなものが見つけられると、そういうふうに導かれているんだと信じることだね。だいたいは、どこもかしこも閉まっていると、絶望的になっちゃうんだよ。だけどあっちこっち叩いているうちに、どこかのドアがポンと開くと思うんだね。その開いたドアが、自分のいちばん求めている、愛するものへの道だと、とりあえず信じるんだよ。そこへ入る、またドアが全部閉まっている。必死になって叩くと、またひとつだけドアが開く。そういうところをひとつずつ通過してるうちに、いつか、ものすごい光が自分の中に出てくるはずなんだよ。」 P.129「人間が学校というフェンスを出ると、そこはドラゴンワールド(現実の悪意に充ちた世界)なわけだ。地球上には三十億だか、四十億だかの人間がいて、おまえはその三十億プラス1の余り者にすぎない、おまえのことなんか誰も関心を持っていやしない、生きていようと死のうと、こっちの知ったことか、みたいな扱いを受けることになる。ある人間がだめになるというのは、そういうことなんだよ。どうやってそれに対抗するかといったら、やっぱり自分の歌をうたい続けることだと思うね。『うるせえ、おまえのその変な歌をやめねえと張り倒すぞ』かなんか言われて、それでだめになっちゃうことだってあるけど、張り倒されても、まだ歌い続けることだ。もちろん、ドラゴンワールドにあっては、明日の飯代をどうしよう、今日の部屋代をどうしようなんてわずらいもある。それはしょうがないから、思いわずらい、駈けずり回りながらでも、自分の歌だけはうたい続けるわけだ」 P.210「これからの”神“というのは、決してわれわれに信じて貰うことを要求するのではなく、結局、この世の中はひとつのゲームであって、そのゲームをできるだけエンジョイするためにわれわれは生きているんだと認識させるために存在する。そういう形での神でしかあり得ない、と僕は思っている」 P.211出典:イリュージョン