親権を制限する必要性:児童虐待死の記事を読む度に『なぜ虐待するのに子供を手放さないのか?』を思う

essay

親権を制限する必要性

目黒区で5歳の女の子が父親から暴行を受けて死亡した事件がありました。

その女の子が書いたメモが公開されたとき、私はなんともいたたまれない気持ちになりました。

酷い内容の記事を書くことは、酷い事へとベクトルを向けてしまいます。

悲惨すぎる事柄の詳細を全ての人が知る必要があるのかと悩み、当時は記事をあえて書きませんでした。

 

今日の記事は少し深刻な内容なので、あまり深刻な話が苦手な方はパスしてください。

前回の記事です

先ずはお読み頂けると幸いです

10月4日里親デー:実は危惧している問題があります

2018.10.03

 

従来の養子縁組制度などにおいて私が危惧していた点です。

  • 本当に善意だけなのか?
  • 親の扶養義務はどこまで?
  • 子供に対する洗脳は無いのか?

 

脱北者への北朝鮮の対応と児童虐待は似ている

 

なぜ国を棄てて出て行った人達に固辞するのだろうか?

強引に連れ戻す行為もしている。

そんなことをしても誰も幸福になれない!

 

メンツ?

 

権威?

 

恥?

 

 

国民の幸せがどこにあるのか判らない・知ろうともしない為政者は排除されるべきだと思う。

独裁者なんて現代には不必要です。

 

 

虐待死をさせた親子関係と北朝鮮の状態とは似ていませんか?

親と子の関係は絶対的です。

 

「もうパパとママにいわれなくても  しっかりと じぶんから きょうできないことも あすはできるようにするから  もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします

パパママごめんなさい ほんとうにもう おなじことしません ゆるして きのうぜんぜんできてなかったこと これまで まいにちやってきたことをなおします

これまでにどれだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだからやめるので もうぜったい ぜったい ぜったい やらないからね ぜったい ぜったい やくそくします」

五歳の子が書いた母親への反省文です

 

様々な体罰を受けたことでしょう。

家から閉め出されたこともあると思います。

 

 

子供が閉め出されて途方にくれたら・・・・

どんなに上手く描写された小説や映画でも閉め出された子の心情は伝わらないでしょう。

これは当事者しか体験できない絶望的な状況です。

子供としては、なすすべがありません。

ひたすら母親にすがる以外に取れる手段がないのです。

 

 

 

特に小さい子供には何一つ出来ることがない

現行法では親の親権が強固で過剰に守られている

 

社会が守らないで誰が守ってあげるのでしょうか?

 

 

家庭崩壊

人には、生物学的に父親と母親が存在します。

 

現世を生きる上で、何らかの事情で生物学的な親の片方または両方と別れてしまう子供達がいます。

本来は不幸というか残念な出来事だと思います。

 

そのような結果は、当然小さな子供の意志ではありません。

状況が飲み込めない年齢であれば、割とスムーズにいくこともあるのでしょうがケースはいろいろなはずです。

 

 

池間哲朗先生の講演会や本で紹介されている話です。

事情があり、子供を育てられない親はやむを得ず施設などへ子供を預けます。

しかし、その子達は本当の親がいることを知っているのです。

どんなに貧しくても悲惨でも実の親と一緒にいる子の方が明るいと池間先生は述べられています。

毎回毎回泣かされる描写です。

 

ただし、親元がよいという話には条件があると私は思います。

やむにやまれぬ事情があったこと

親に必然の愛情があること

そのような理由ならば、事情が変われば、本当の親元へ帰ることが幸せだと思います。

 

 

実の親と子供の関係は実に複雑で難しい。

ですから行政も政治も警察も学校もなかなか関与ができない。

 

しかしだからといって、このままで良いわけがありません。

亡くなった子達が無駄死になってしまいます。

なんらかのトラウマを持ち、傷ついた子供達が救われません。

 

着実な歩みの中で

 

社会が何もしていないわけではありません。

例えば、赤ちゃんポスト、こども食堂、学童保育時間外の預かりなど

赤ちゃんポスト
 諸事情のために育てることのできない新生児を親が匿名で特別養子縁組をするための施設、およびそのシステムの日本における通称である。

 

こども食堂
 子どもやその親、および地域の人々に対し、無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供するための日本の社会活動。

 

政治・行政が何もしていないわけではありません。

例えば、批判は多いですが児童相談所の活動、法整備などです。

 

里親制度
育てられない親の代わりに一時的に家庭内で子どもを預かって養育する制度で、里親と子どもに法的な親子関係(戸籍上の関係)はなく、実親が親権を持っています。

 

養子縁組制度
民法に基づいて法的な親子関係を成立させる制度であり、養親が子の親権を持つことになる

 

特別養子縁組制度
子どもの福祉の増進を図るために、養子となるお子さんの実親(生みの親)との法的な親子関係を解消し、実の子と同じ親子関係を結ぶ制度です。

特別養子縁組制度が出来たおかげで、実親との関係を完全にたつことが出来ます。

実態に即した制度であり、速やかに運用されることを望みます。

 

このように歩みは遅いと言われるかもしれませんが、多くの方の知恵と努力で前進しています。

アメリカのように現象だけを捉えて一律に児童虐待扱いするのは日本の社会には不向きです。

当事者の事情を最大限配慮しようとする姿勢を保っていてほしいものです。

 

 

そんな状況で今、対処すべき重要な問題!

それが

 

親権の制限だと思います。

 

それは警察が介入できない権利

 

そして児童相談所も手を出しにくい聖域

 

 

グリズリーのオスは発情期が来れば当然メスを求めます。

しかしメスは小熊がいる間(子育て中)は発情しません。

そして小熊がいなければ当然オスを受け入れます。

そのことをオスは本能的に判っています。

だから小熊を殺しにかかります。

メスも本能的にオスが小熊を殺す事を判っているので、

小熊を守り逃がします。

しかし強大なオスの前で小熊が殺されてしまえば、自然の摂理に従ってメスはオスを受け入れるのです。

 

 

野獣の世界の話だけならば、この話も受け入れられます。

しかし、人間の世界の話ならばとてもではありませんが、悲惨な結果になることを受け入れられません、

 

 

 

子供が邪魔だから虐待する!

邪魔なら、子供を手放しなさい!

 

母親であるまえに女でありたい

母親を辞めるならば、子供を手放しなさい!

 

子供を一時的にでも手放すことが少しも恥でも酷いことでもないという認識を社会が持たないと、この問題は解決しないと思います。

経済的な理由とか、環境の問題とかの理由は必要ありません。

子供が守れるのならば正当と思えない理由でも受け入れるべきです。

そのためにも法的に親権を制限できるようにする基準を定めるべく、議論を進めて頂きたいと思います。

親権があるように子供にも生きる権利・精神的に健やかに過ごす権利があるはずです。

 

 

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

 

投稿者プロフィール

大橋雅夫
大橋雅夫respect justice
鎌倉生まれの湘南育ちです。
60才を越えましたが、まだまだ好奇心旺盛です!

このブログでは、『知らないではすまされない事を、お知らせしていく』がメインテーマになっています。

いわゆる情弱で損をさせられている人が一人でも救済されますことを願って、ブログを書き続けていきます。


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