唯識
唯識という言葉を意識するようになりました。
まだまだどんな世界なのかは、つかめていませんが学び始めた内容をシェアしていきたいと思います。
私は、
〈新装版〉「唯識」という生き方: 自分を変える仏教の心理学
から学び始めました。
専門書でもあり、難しい仏教用語も出てきます。
しかし、横山紘一先生は極力平易でわかりやすい表現を使って説明されています。
また、図も適所に配置されていて理解の手助けとなっています。
横山紘一先生の引用される例示もまた、興味深いものが多かったです。
自己啓発 そして 自分探し
自分探しの本やセミナーが氾濫しています。
内面にアプローチするかのようなスピリチュアルなカウンセリングをされる方も多いようです。
前世占いなどなど・・・・・・・・
私は、全てを否定するつもりはありません。
実際私の周りには明らかにスピリチュアルな方が何人もいます。
むしろ私は、
人智を超えた存在、龍、日本的な意味での神の存在
については、肯定さえしています。
私が自分自身も含めて言いたいのは、もっと自分自身を見つめることが大切なのでは?
それからでもスピリチュアルな人たちに頼るのは遅くないのでは?
という提案です。
病は気から!
プラシーボという偽薬!
自分にとって良い結果を信じさせてくれて、実現に効果があることは決して無駄ではありません。
ただ、現状はあまりにもビジネスに隔たった偽物に近い人たちが多い気がするのです。
心地よい言葉だけに包まれるのではなく
深く、自分自身で自分というものを見つめることができれば・・・・・
偽物を受け入れる必要がなくなるはずです。
そんな自分を見つめる一つの考え方として、哲学としての唯識に触れていきたいと考えています。
はじめに
この世にこうして人間として生を受けている私たち、その私たちの生きる目的はいったいなんなのでしょうか。いま、ほんとうに世は乱れています。広く地球規模では、地球環境問題から民族紛争、宗教対立、そして日本国内では家庭内暴力、教育現場の崩壊、若者による安易な殺傷事件、政・経・官にわたる不正事件など、もう数えきれないほどの諸問題が起こっています。・・・・・・・・・・・・・・これらすべては人災であり、人間が原因で起こる出来事であります。人による病であります。ですからまた、それらの病は人によって治すことができるところに希望があるのです。・・・・・・・・・・・・・・病の根本原因は人それぞれが持つ「自我執着心」であるといえるでしょう。私、自分、己・・・と思うこのエゴ心が身近な家庭内対立から、民族間・国家間の戦争を引き起こすことになるのです。このような幾多の病癖を癒すには、一人ひとりの人間が「生きる目的」をはっきりと認識して、それに向かって努力精進する以外に道はありません。・・・・・・・・・・・・・・自己の深層に潜む粘っこい自我執着心の種子を焼き尽くすとき、気が付いてみると、自分も幸せになっているかもしれません。引用元:〈新装版〉「唯識」という生き方: 自分を変える仏教の心理学
