『ロボコン』
『ロボコン』の正式名称は「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」です。
1988年スタートですね。
まだテレビを観ていた時代、よく見ていました。
若者らしいアイデアとユーモアを優先したマシンが次々と出てきます。
競技もユニークで毎年異なる課題へ挑戦していきます。
そこが『鳥人間コンテスト』とは違う面白さですね。
当然、ユニークさ、面白さにこだわるため勝ち負けは二の次の様相となります。
そこがまた私には嬉しい企画でもあります。
若者が夢中になれる大会が甲子園以外にもたくさんあることを広く知らしめたいですよね。
やりがいも増すと思います。
さてこの作品は長澤まさみの 初主演映画でもあります。
2003年の女子高専生を等身大のように演じています。
当時の演技はともかく、まぶしい輝きを放っています。
その彼女の劇中の台詞
『ずっと今が続けば良いのに』
自己啓発などで今この瞬間を大切にといわれます。
東洋哲学的には、刹那を一生懸命にいきろとも言われます。
しかし、どんな立派なセミナーよりも、彼女の言葉がぐっときました。
青春映画のストーリーでしかないのに・・・
映画の中で、『今』が続けばいいといえる瞬間をもった彼女たち。
素敵ですよね!
でもそれって青春の特権なのでしょうか?
私は時間を忘れて夢中になれることが、殆ど無くなってしまいました。
しかし、人生は『今』の連続です。
ならば私もずっと続けばいいという『今』を生きていけるように一生懸命にしかも楽しさに夢中になって、生きていきたいと思いました(単純な人間なんです)
青春映画ですが、観る人によって受け取れる内容も違って良いはずです。
オススメの映画です。