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『86歳僧侶を“ひき逃げ”で逮捕 女性軽傷』を読んで、免許制度への長年の疑問がよぎる

新潟県上越市で普通乗用車と軽自動車が衝突する事故があり、60歳代の女性が軽傷を負った。警察は現場から立ち去った普通乗用車を運転していた86歳の僧侶の男を、ひき逃げなどの疑いで逮捕した。

引用元

この記事を読んで、目に付くキーワードは、「86歳」「僧侶」「ひき逃げ」だと思います。

「僧侶」は職業に対するマスコミの意趣が入っています。

記事にもあるように、ご高齢のドライバーの事故は当然のことながら増えているようです。

今回のケースは、「僧侶」が起こした事故、しかも「ひき逃げ」、そして86歳という、マスコミが飛びつく要素満載の事件でした。

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私が、免許制度で疑問に思うのは、一度免許を与えたら生涯に渡って、更新手続きをすれば所持し続けられる事です。

 

車の免許だけではありません。

医師免許、教員免許、他にも沢山有ると思います。

 

 

取得した時点では、当然免許保有の用件を満たしているはずです。

しかし、例えば、医学の進歩はめまぐるしいものが有るわけです。

その、最新の医学知見、技術をその医師が持っているかどうかは、医療の現場では問題には ならないのでしょうか?

 

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薬の処方に対する知識は適切なのでしょうか?

 

コンピュータ技術はまさに日進月歩ですので、努力を怠った技術者は淘汰されていきます。

 

ところが、資格制度の下では、継続した努力をされているか、どこかで知識が滞ってしまい、最新の医療常識から ずれておられる方かを判別できません。

 

学校の教師も然りです。

 

 

いやしくも、国家資格で有る以上 取得直後は 国がその技量を認めているわけです。

経年しても、国はその認可責任を果たすのでしょうか?

 

私は、裁判官、弁護士なども含めて、国家資格は、有期にして、定期的に最新の知見・技量チェック機能を課すべきだと思います。

 

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それは、努力を怠らない、プロフェッショナルな方々の名誉を守る意義にもなると思うのですが!

 

 

 

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