「知る人ぞ知る」
と言う言葉のための存在 イグゼロさんの著書です。 |
Contents
Review:レビュー:オススメ 評判のチャンネル・ゼロ by 河本雅夫
イグゼロさんの書籍を読んでみました。
副タイトルとして『心の共鳴周波数を変える32の物語』とありますように、32の短編からなる本となっています。
それぞれの短編は、短編だからこその広がり・読者の個々の人生にアクセスするがごとく、まさに染みこんでくるイメージです。
イグゼロさんは、絶対的結論を定義せずに、各々がその刻の心の状態、求めるあり方へアプローチして、結果として自己解決に向かわせてくれるメンターです。
2回読みましたが、回ごとに感想が異なります。
それぞれの回で、ピンとこなかった話し、解釈が異なってしまった話し、理解が深まった話し・・・・・・イグゼロワールドなのかも知れません。
受け取れるメッセージが 人それぞれになるのだと 思います。
そんな深さを持った 本です。
一気に読まずに、少しずつゆっくりを読まれることをお薦めします。
また 時を隔てて また読み返すと そのとき必要なメッセージが届きそうです。
普遍性を感じます。
今 自分に 必要な答えのヒントを受け取った気がします。
星 新一が好きな私には、どつぼに嵌まる楽しさ、ワクワク感満載のオススメ本となりました。
いずれまた読み返す日まで ありがとうございました。
Review:レビュー:オススメ 評判のチャンネル・ゼロ by 柴田徹
日常の裏側を覗いてみる
心の共鳴周波数を変える32の物語
ちょっと変わった短編集です。
収録されている32の物語りの設定やそれぞれのストーリーの終盤に訪れる”不意打ちのような結末”で語られることは、すごく当たり前のこと過ぎるが故に忘れてしまっている、私達が大切に思わなければならない本質的な”何か”を心に残してくれます。
”自分が何をこの世の中に残せただろう?”
私達が現実の社会の中で、今 囚われているもの、縛られているもの、それらのシガラミの中で「自分が自由で居られている」と思えている人は少ないと思います。
ただ、
”相手を想える”
は、どんな束縛も受けずに何からも囚われず、縛られもせずに持ち続けて居られるのではないでしょうか?
”誰かに必要とされていたこと”
自分という存在が、肉体の死を超えても生き続けられること。
今は気づけていないかもしれないけれど、人はいつでも誰もが誰かに必要とされて、愛されていて、大切にされている。
だからこそ、人はもっと自分以外の誰かのことを大切にし、愛し、困っていることに手助けをすることで自分らしさ(在り方)に気づいて行くのではないでしょうか・・・・・。
自分以外の誰かの心の周波数にチューニングを合わせて、共鳴させることで気づくこと。
ここに収録されている32の物語の様々な視点が、あなたに心が共鳴したその先に見えるのもを映し出してくれます。
Review:レビュー:オススメ評判のチャンネル・ゼロ by 芥川智子
短編小説がいくつも綴られたこの本は、一気に読むというよりは一編ずつ味わいながら読みたいタイプの本。
カフェタイムというのは、私にとって時間の流れを少しだけスローにしたい時。スイーツを一口味わってコーヒーを一口、ひと息ひと息を決して急がず、ゆっくり過ごしたい時間と空間。
この一編一編はまさにそんな感じで、「読む」と言うよりは、「味わう」というほうがしっくりくる本です。
残像とか香りのように余韻の残るもの。そしてそれは柔らかい。ある種「感覚的」な読み物です。読んだ後、何かが残っている、けどそれが思考や言語で分析されたり、巡るのではなく自分の中でも何が起きているかわからない、ただ何かしらの反応が起きているような、無意識領域にアクセスしているのか、・・・とにかく表現しがたい何かを「感じる」文章です。
ところで、私の娘(小4)が親の知らぬ間に、この本を読破し、学校で紹介文を書いておりました。私は、著者のイグゼロさんに会えるご縁をいただいたので娘の話をしたところ、とても喜んでくださり、学校で書いていたという娘の紹介文を受け取ってくださいました。
以下、紹介文の本文です。
私がオススメする本は「チャンネル・ゼロ」という本です。
この本は「人生」を見つめ直したい人のためのショートストーリー集です。本書の内容は、第1章、第2章、第3章、第4章とあって、その1つの章のテーマにあった8つのお話が書いてあります。
特に私がおもしろいなぁとおもったお話は、第2章の「のっぺらぼうのお面」というお話です。このお話の印象に残ったところは、主人公の女の人が「本当の私」を知って「本当の私」に出会ったというところです。
その他にもたくさんのお話がのっているので、ぜひよんで下さい。
ちょしゃ=いぐぜろさんです。
Review:「チャンネル・ゼロ」読んでみました。いろんな角度で突き刺さる物語の応酬。 by オリック
「チャンネル・ゼロ」
自己啓発のセミナー講師として有名なイグゼロ氏の処女小説です。
株式トレーダーとしての顔の方が有名かもしれませんね。
イグゼロ氏はこの前にも一冊本を出版されています。
「あなたの大嫌いな人が100%考えていること」
こちらは自己啓発の本なんですが、私自身はイグゼロ氏の自己啓発セミナーを受けてからこの本を読んでいるのですごくすんなり読めました。こちらもおススメなので是非読んでみてください。
さて、「チャンネル・ゼロ」ですが、4つの章全32のファンタジー作品が納められたショートショート集になっています。
各章ごとにテーマがあって、
第1章 だれかの、こんな日常
第2章 どこかで、こんな世界
第3章 たとえば、こんな天国
第4章 いつかの、こんな未来
といった感じにテーマごとの作品集になっています。
読み進めていくととても爽快な気分になる話、ブラックな話、感動的な話などイグゼロ氏の中にはどんな引き出しがあるのだろうと思えるくらい多彩なテーマ性をもった作品たちの数々にであうことができます。
この短編集は展覧会の絵に似ている気がします。展示されている絵の中から一つでも自分の好きな作品、気になる作品を見つけられたら、そこから何かを感じて心が動かされたなら、そこから何かが始まるかもしれません。
これは自分だった。
「チャンネル・ゼロ」の短編の中で特に自分がお気に入りだったのは、
第4章 「いつかの、こんな未来」の最初の作品
「空を飛ぶために」
でした。
あらすじを簡単にまとめると、
とある未来に兄弟が生まれる。
兄は平凡で夢見がちな人間、弟は遺伝子的にも優れたなんでも出来てしまう優秀な人間として生まれてきた。
兄弟はある創作映像を見る。そこには自由に空を飛び回って遊ぶ人たちが写っていた。
兄はそれを見て「いつか自由に空を飛び回りたい」という夢をもち不器用ながらも研究をつづけた。
弟はそれを見てくだらない妄想だと感じ自分の器用さから成功を収めていった。
そして弟はそんな兄を馬鹿にしながらもあきらめの悪い兄の研究を手伝い始める。
そして兄弟は空を飛ぶ技術を現実のものにするのだった。
そして兄弟には互いに尊敬するパートナーとして認め合う。
自分としてはとても感銘を受けて、そして思いました。
この弟も兄も自分じゃないかと。
夢を追いかけていたい自分。
夢をあきらめて生活のために器用に生きる自分。
相対立する自分自身の思いを自分自身が認めている。
「こんな風に生きてたい」
「そうだ、自分自身の夢を認めて自分自身を信じることが出来るのは自分自身だけ。」
そんな風に感じられる作品でした。
「チャンネル・ゼロ」いろんな角度から突き刺さってくる作品たちがつまっています。
きっと読んだ人に突き刺さる物語があるはず。
是非読んでみてください。