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認めたくないネガティブ感情は切り離さずに受け入れる シャドウに光を~光と闇の共存

あなたの中に、持っていたくない感情、あってはいけないと思っている感情はありますか?
欲しいものを人が持っていると、羨ましくなる気持ち、妬ましくなる気持ち、人の幸せを見ると喜べない気持ち、自分がどうしようもなく劣っているように感じたり、自分はとってもダメな気がしてくる、自分に出来ないことを人がやっていると、非難したくなる気持ち などなどなど。

私は自分自身の中にある、とある感情について「恥ずかしい」と思っていました。ある人は私と同じように恥ずかしと思うでしょう。しかしある人は別の感じ方をするでしょうし、あるいは「そんな感情は自分の中には無いのだ」と思ったり、ある人は自分の感情であることに気づかず他者が自分に向かって抱いている感情だと思い込んだり、いろんな捉え方をしていると思います。

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いろんな捉え方はありますが、ここで取り上げたいのは、上記に共通するような歓迎できない感情、ネガティブ感情についてです。

時々「あの人は私のことを嫌っている」とか「悪い波動を感じる」「ネガティブな念が飛んでくる」というセリフを耳にすることがありますが、それは自分が他者に対して抱いている思いが跳ね返りの感情である場合も少なくないようです。他者に抱いた感情が跳ね返って来て、あたかも自分に向かってくるように感じる現象。そのような現象を心理学用語では「投影」とか「投射」などと呼んでいます。

私がカウンセリングの勉強をしていた時の事。授業の中で、公開カウンセリングのようなものがあり、私はそこで自分が恥ずかしいと思ったある出来事について話しました。その出来事とは『子供が友達を家に呼ぶことについて、とてもストレスを感じる』というもの。
子供が家に呼ぶ友達全員にストレスを感じるわけではありません、ある特定の友達について、家に呼ばないで欲しいと思ってしまう、それについて私は自分に責めを感じる、ということを話しました。

細かいことは省略しますが、公開カウンセリングで最終的に問われたのは「そういう自分ではいけないのか?」ということでした。いけないと思っているのは誰なのか。
「それって母親としてキャパ狭すぎじゃない?子供の友達関係を狭めるなんて、親としてどうよ?」とある人に言われたことがあります、だからそれを気にしているのです、と言いました。すると「では、あなた自身はどうなの?」と問われました。私は思いめぐらしました。別に誰に何を言われようと構わないと思っていたら、悩みにはなっていないはず、確かにそのセリフは人が言ったことですが、自分がそうだよね、と同意しているから反応する、つまりは自分の思いでもあるということ。ということはつまり、他の誰でもない自分自身が「そうであってはならない」と思っているのだ、ということに行きつきました。

とすれば、正直に答えるしかありません。「私自身がそう思っています」と。
「そういう母親ではいけないと思っているのはあなた自身なんですね?」と言われたら
「そうです」と認めざるを得ませんでした。

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しかし「私もね、子供がわしゃわしゃ騒いでいたら『ええいっ、うるさいうるさい!』って思うし、そう言うわよ」と先生が言うと、周りの人たちも「全然ありでしょう」「普通でしょ」と口々に言うではありませんか!? 私だけじゃないの!?と思うとなんだか肩の荷が下りて、拍子抜けしてしました。もちろん自分だけじゃないのは分かっていましたが、周りのお母さんが皆私の様ではなく思えていたんですね。とはいえ、私の場合、問題は別のところにあるのであって、そこを変えればいいという結論でした。つまり、問題のありかは私が思っていたことと違うところにあったわけです。「ネガティブな感情が存在すること」「ネガティブな感情を持っていること」そのものが問題ではなかったんですね。むしろ、そんなのあるある、普通でしょ、という捉え方。

人にはポジティブな感情もあれば、ネガティブな感情も存在します。心の成熟度が低ければ低いほど、ネガティブな感情を無きものとしようとする、自分から切り離そうとするのです。その人にとって良いと認められるものを「白」、悪いと思うものを「黒」と便宜上表現するとすれば、心の成熟度が低いほど、白黒をはっきりつけたがりますし、黒を排出したがります。自分に黒いものがあるなんて認めたくないからです。

しかし、成熟するほど自分や人の中にある黒いものについて「そういう感情もあるよね」と認められるようになる。やっきになって黒いものを追い出そうとしなくなる、受け入れて認める、白とも黒ともどちらでもないグレーの部分を多く持てるようになる。それは、結論を出さない、判断しない、逃げる、ということではありません。白も黒も認めつつ、グレーがあることも受け入れられること、キャパシティを広げられる、という意味です。

日本は美徳を大切にする素晴らしい精神文化があると思います。
しかし時として、美徳と認められないものについては、異常なまでに叩くという側面も持ち合わせています。政治家や芸能人など、公の人、人目にさらされている人は、目立てば目立つほど光が当たりますが、目立って光を浴びるほど、影の部分、闇の部分も同じように増すのです。山が高ければ高いほど、山の影が大きくなるように。なのに、闇の部分が表ざたにされると、まるで聖人君子が大罪を犯したごとくに袋叩きにする。そこまで叩いて何になる?と思うほど、潔癖性になる現象が、思い起こせばいくつも思い出されるのではないでしょうか。

批判は議論があるのはいい、浴びなければならない批判、白昼にさらされなけれ、明らかにされなければなたなことは当然あります。問題は叩き方。いくらなんでもそれは叩き過ぎ、常軌を逸した集団リンチはやめませんか、と言いたくなること、ありませんか?

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他者を袋叩きにする社会的風潮は、自殺率が高いこととリンクしている日本社会の特異的傾向であるように思います。つまり、大勢の中で起きていることは、個人の内側においても同じように展開されていることなのかなと思いました。・・・という話になると、話が広がり過ぎてしまうので話を元に戻します。

自分の中のネガティブな側面、こんな自分であってはいけないと思う部分、それもまたあなたの一部であり、拒否したり否定したりせず、そのままを受け止めるということが、自分にも他者にももっとあっても良いのかも、と思います。

私自身「母親とはこうあるべき」というイメージがあったために、それに準じない部分を責めていました。そうやって自分を責めていると、他人のことも責めるようになる、いえ他人を責めるということは、結局のところ自分自身を責めているのと同じなのです。
自分の首を絞める手を緩めれば、他人の首を絞める手も緩むでしょう(ただし、好き嫌いはまた別次元です)。

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世界は陰と陽、二つの相対するもので構成されています。光と闇、プラスとマイナス、朝と夜、二つの相対するもののバランスで世界が成り立っているのだとすれば、それは自分の中にあるものも同じではないでしょうか。

自分の中にあるネガティブ感情、闇を切り離したり、認めないのではなく、それもまた自分だよね、と光を当てて共存を図る。自分は光でありたいと強く願いすぎると、どうしても影や闇の部分が締め出されてしまいます。「こうあるべき」と何らかの考え方の基準を強く刷り込まれてきた人の心にはよく沸き起こる心理作用ではないでしょうか。厳しすぎる親に育てられた人、優等生的な人、一つのものを強く信じすぎる宗教団体の中に身を置いてきた人、カリスマ的存在を過度に信奉する集まりにいる人などには起こりがちな現象かもしれません。いずれにしても影や闇の部分が締め出されるとどうなるか・・・抑圧された闇はその圧力に耐えきれなくなって爆発します。

「良い人だったのに殺人を犯すなんて信じられない」
というセリフは、事件にまつわる周囲の人たちの反応として時々上がってきますが、それは闇の部分、シャドウを締め出し、抑え込んでいたというケースも少なくないのではないでしょうか。
大事なことは、闇を抑え込むことではなく、闇が爆発する必要がないように、認めてケアすることではないかと考えます。

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自分の中のネガティブ感情、影、闇、シャドウに気づいて認めること、それが出来れば、自分の心の声も聴き取りやすくなるかもしれません。

心の声が聴こえますか? 本当の自分の声を聴くために

闇・シャドウを抑え込めば抑え込むほど、心の声は分厚い皮に覆われていくのではないでしょうか。

心の声を聴くために 心が分厚い洋服を着こまないために

シャドウに光を~光と闇の共存

投稿者プロフィール

SATOKO~芥川智子
SATOKO~芥川智子Diet & Mental ; Puriet Counselor
主婦であり母である生活者、家庭経営者として、 当ブログでは主に心についての記事を書いています。 心の相談室 Counseling Salon Dressy https://salondressy.wixsite.com/dressy 心と身体の健康を中心とした個人ブログ http://blog.puriet.com/ ◆問い合わせ◆ 相談等、お気軽にお問い合わせください。 purietstyle@puriet.com

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主婦であり母である生活者、家庭経営者として、 当ブログでは主に心についての記事を書いています。 心の相談室 Counseling Salon Dressy https://salondressy.wixsite.com/dressy 心と身体の健康を中心とした個人ブログ http://blog.puriet.com/ ◆問い合わせ◆ 相談等、お気軽にお問い合わせください。 purietstyle@puriet.com